「おや、ここで私たちの出番なのか。よろしく頼むよ」
「こちらこそ。
しかし彼は、ずいぶんはらはらさせてくれたね」
「あそこまで振り回されるとは思わなかったよ」
「だが、楽しそうだね。そして幸せそうだ」
「あれが彼なりの生き方、愛し方なのだろう」
「しかし…もう少し美しいやり方があってもよかったのではないかな」
「ああ、それは私も同感だ」
「偶然に頼るのもなかなかに面白いのだが…」
「彼の場合は、風情というものに欠けているのが残念だ」
「好機を逃さなかったことだけは、是としておこう」
「疑念を抱く間合いがあったのが惜しいところか」
「ならば、彼はどうすればよかったと思う?」
「では、時には少々強引なのも悪くはない…と答えておこうか」
「同感だよ。波のうねりにも、一つとして同じものはないのだから」
「では、××が×××もよいのかな」
「そうだね、ただし×××の××に×××した××だが」
「ふふっ、やはり××××か」
「だが私は××続けて×××ある××なのも、なかなか×××だと」
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註: あくまでも雅かつ暗喩を駆使した美しい言葉で会話しています。
ダブル橘〜。
2011.08.11 筆