中締めということで、隠し後書きは一時中断。
隠したものを探す楽しみより、読んで頂くことを優先させたかったからです。
本章の最後のシーンが、とんでもないことになっていることとも関係しますが、
真宮のスタンスとか、きちんと表明しておきたいと思いますので。
単なるアマ、あるいはプチクリ(笑)なのですから、好きに書けばよいのでしょう。
また、表現されたものが全てなのですし、それがどのように思われたとしても、
「それはそれ、これはこれ」と割り切るべきなのかもしれません。
けれど、そうできるなら、こうしていじいじと後書きなど書いているはずもなく・・・(苦笑)。
ともあれ、これから物語はゲーム本編から離れる部分が多くなっていきます。
けれど、自分がとても大切に想っている世界ですから、そこから離れるのは、かなりの
痛みを伴いますし、それは、拙作を読んで下さっている方々にとっても
多かれ少なかれ同じようなものではないかと思うのです。
なので、それについては触れずにおくことはできません。
さて、ゲーム本編から離れるとは、一つめはオリジナル・キャラの存在のことです。
オリジナル・キャラは、最小限に留めますと、最初に宣言しました。
その決意は変わっていませんが、物語の構成上、ゲーム本編に登場する人物だけでは、
あまりにも窮屈です。ですのでどうしても、独自設定のキャラが複数人、登場することになります。
ただし、徒にそれらのキャラに思い入れを強く持ち、話の軸をぶれさせるようなことはしません。
話の軸とは、リズヴァーンに、あの世界で望美と生きる幸福を勝ち得てもらうこと。
この一点のみです。
これに付随して、様々な人の心のむすぼれとか、葛藤などが必然的に絡んできます。
心の動きにウソは書きたくない(もちろん、真宮の筆力の及ぶ限りですが・滝汗)、という
思いがありますので、畢竟、本編に登場せず、人物像のイメージすら定かでない
オリ・キャラの書き込みが濃くなってしまうのは、致し方ないのかもしれませんが・・・。
なるべく、読んでいてウソっぽくない人物(敵味方善悪強弱大物雑魚問わず)として描くよう
頑張りたいと思っています。
もう一つは、世界設定です。
ここから先、本編では曖昧にされている部分にも踏み込んで行きます。
認識の誤り、本編解釈の間違いなど、多々ありそうで、冷や汗だらだらですが、
脳内が沸騰しそうになりながら考えた結果ですので、違和感を持たれる方はご無理なさらず、
お付き合い頂ける方は、さらりと大目に見てやって下さい。
早速ですが、次章「散桜」で、リズと望美の関係の中のある一つの事柄について、
あえて違うことを書きます。こういうことも、あり得たのでは、という範囲内ですが。
もちろん、明確な目的あってのこと。読んで納得頂けるよう、全力を尽くします。
以上、長々書きましたが、これは本章の言い訳でも、次章以降への予防線でもなく、
無謀な挑戦への宣言みたいなものです。
さて、どうなることか(笑)。
第3章 暗鬼
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間章 散桜