比 翼

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あらすじ

前書き

この物語は、無印「3」ヒノエED後を背景とした、
「深き緑に(まばゆ)き青に」の 続編に当たります。

前作でそのままになっていた謎やら何やらを、
一切合切片付けてしまおうという、
大それた意図の元に書き始めてしまいました。

自分の力量を越えたことに挑戦していますので、
更新はカメのペースだと思いますが、
気長にお付き合い頂ければ幸いです。

そもそもの始まりはこちら→ 「零零七番の不運」
前作はこちら→ 「深き緑に(まばゆ)き青に」


目 次

− 1 初 秋 −

[1. 京 法住寺]  [2. 熊野 勝浦]  [3. 京 六条堀川]
[4. 熊野 奥駈道  京 梶原邸]  [5. 奥州 平泉  京 梶原邸]
[6. 京 六波羅・梶原邸]  [7. 吉野山  京 六条堀川]
[8. 京 梶原邸・六条堀川]  [9. 京 六条堀川]
[10. 京 法住寺  熊野 勝浦]

− 2  秋から冬へ −

[1. 京 鞍馬・五条]  [2. 平泉・熊野]  [3. 策動 六波羅・鎌倉]
[4. 焦燥 六波羅・勝浦]  [5. 暗夜 京邸・熊野・五条]
[幕間 時空を隔てても]
[6. 秋雨 熊野・五条・堀川]  [7. 使者 法住寺・堀川]
[8. 堀川強襲]  [9. 挟撃]  [10. 雌伏]

− 3  冬の始まり −

[1. 潜行]  [2. 確信]  [3. 向き合う者]  [4. 名残]  [5. 神子]
[6.隠されたもの]  [7. 別れ]  [8. からくりの一]  [9. からくりの二]
[10. からくりの三]

− 4  奪 還 −

[1. 窮地]  [2. 道を行く者]  [3. その夜]  [4. 決意]  [5. 火蓋]
[6. 天の時 地の利]  [7. 搦め手]  [8. 再会]  [9. 炎の中で]  [10. 脱出]

− 5  比 翼 −

[1. 星夜]  [2. 帰郷]  [3. 下命]  [4. 出立の時]  [5. 向かうべき場所]
[6. 嵐の前]  [7. 小さき祈り]  [8. 飛翔]  [9. 継ぐ者達へ…]  [10. 帰還]
[エピローグ 去りゆく者へ…]

− 余 話 −

※ 比翼本編を背景にした話ですので、単独で読むと意味不明かと思います。
「零零七番…」と「笑みと…」は本編に登場するオリキャラの話。
「一夜の…」はヒノエが主役です。

[零零七番の使命]  [笑みと戸惑いの間]  [一夜の夢に]

− 後書き −

感想アンケートを置いています。
選択式の簡単なものですので、よろしければご協力下さいませ。


あらすじ

− 1 初 秋 −

熊野の事件を鮮やかに収めたヒノエは、法皇に招かれ京を訪れた。
折しも、京は初夏に起きた地震で多大の被害を受け、
六条堀川で、九郎は人々の救済に尽力していた。
しかし堀川の館には、正体を隠して潜む者が…。
一方、ヒノエと入れ替わるように熊野を訪れた弁慶は、
京への帰途、刺客に襲われる。
京で事件の背後に動く陰謀を察したヒノエは、ある行動に出る。
そして時期を同じくして、奥州もまた、動いていた。

− 2  秋から冬へ −

京に不穏な空気が流れる中、
頼朝の名代として、政子が上洛する日が近づいていた。
源平合戦の報奨を受けるため、ヒノエも望美を伴い京へと向かう。
しかし、熊野の一行に加わった意外な人物に、望美はある懸念を抱く。
そしてある雨の夜、事件は起こった。
周到に仕組まれた罠。
時代は再び動き始める。

− 3  冬の始まり −

鎌倉の強権の前に事は収まったかに見えたが、 事件の波紋は大きかった。
九郎と弁慶は、伏して時を待つ。
そして政子が熊野に突きつけた条件とは。
「その日」に向けて仕掛けられたからくりが、
全て明らかになった時……。



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